黒田 佐苗さん 30代ピラティスインストラクター(2012年12月修了)
12日間の養成コースが終わり、一番私の中で変化があった事、それは、心の視野が広くなっていた事です。
コース初期は並々ならぬ思いから、とにかく真っすぐ真っすぐ ひたすら真っすぐに…そんな思いが強く、少しでも意と反する事には 受け入れられない、頭の固い状態でした。
人と関わることに対してバリアを張ってしまい、中々オープンになれないその為、初めのころは私の為のフィードバックも『悔しい』といった具合に 少々ひねくれた感情を抱いてました。
中期に入ってからは、与えられた課題の影響もあり、毎日考え続ける日々を過ごしました。
『私が持ってるものは何?』『私に何が出来る?』『私が進みたい未来は?』
悩んで悩んで悩んで…考えて考えて考えて…それでもはっきり答えを見いだせない…
自分自身と真剣に向き合う事の意味を知りました。
ぼんやりですが何となく答えが見え始めたころ、コース最終期がスタートしました。
私は、REBORNスタッフの中でバックグランドを何も持っていないことにとても劣等感を持っていました。
このコースを受けるまでは、スタイルも一人違っていたので負い目も感じていましたし、そういう思いを抱えてコースに臨んだので、初期のころは本当に思い入れが強かったです。
それらの思いも受け止め、コース最終期がスタートした2日目に『私は私でいいんだ』
そう考え捉えることが出来ている自分自身に気が付きました。
『私は私のまま、ピラティスを追求していけばいい』
誰に負い目を感じることもなく、劣等感を持つ必要もないんだという事が自然と入ってきたのです。
不思議なことに、私生活においても母に対し、否定するのではなく受け入れ、穏やかに接する事が出来るようになっていました。
身体に軸が出来る、芯が通るという事は、自分自身を認め受け入れる事ができる=自信がつくと言う事を改めて実感しています。
自分に自信がつけばつくほど、心はもっと穏やかに優しくなれる事を知りました。
身体を作る・整えるという事は、心を育てる事なのだと知りました。
コースが終わった帰り道、この機会を与えてくれた全ての出来事に感謝する事が出来ました。
本当の意味でのスタートを切る事が出来ました。
クラウン・ピラティスの奥の深いテクニックの創始者Andyと全身全霊で受け入れ導いてくれたJUN先生、そしてかけがえのない仲間に心から感謝いたします。